
この記事で書いていること
- パソコンを自分で選びたい。
- パソコンを選ぶのに、何を見たら良いかわからない。
- むずかしいことはいいから、「パソコンを選ぶ時のポイントや見方」を簡単に教えて欲しい
について説明します。
パソコンの選び方を調べると、初心者にはむずかしいパソコン用語がたくさん出てきます。
CPU、メモリ、ストレージなど、パソコン用語を理解するだけで嫌になります。
私は Windows95 が、発売されたときからパソコンを使っています。
メーカー製のパソコンや自作のパソコンを含めて、10台以上のパソコンを使ってきました。
もちろん、買ったものの中には「買って失敗したなぁ」と思ったこともあります。
そこでこの記事では、「パソコンを選ぶときにのポイントや見方」を初心者に分かりやすく説明します。
この記事を読むと「パソコンを選ぶとき」には、
カタログやスペック表の「ここを見ればいいんだ」と思えるようになります。
【CPU・メモリ・ストレージ】パソコン選びはバランスが重要
パソコン選びはCPU、メモリ、ストレージのバランスが重要です。
「CPU、メモリ、ストレージ」というパソコン用語は、パソコンの初心者にとっては聞き慣れない言葉です。
でも、心配ありません。パソコンを使うようになれば、自然と覚えられます。
バランスが良いパソコンのスペックの例
CPU、メモリ、ストレージのバランスが取れた、パソコンのスペック(性能のこと)を次に示します。
標準的なスペックのパソコンとは
一般的なパソコン作業を、ストレスなく、スムーズに使える、スペック(性能)をもつパソコンを想定します。
バランスが良い標準的なスペック(性能)のパソコン
CPU | インテル Core i 5 以上 AMD Ryze 5 以上 PassMarkの値が「6000」以上のCPUであること。 |
メモリ | 8GB以上 |
ストレージ | 256GB以上のSSD(HDDだけの構成のパソコンはダメ!) |
パソコン販売のカタログの見方
パソコンの販売ページにあるスペックの見方を紹介します。

販売ページのスペックの見方
- CPU・・・CPUのことは「プロセッサー」と呼ぶことがある。
- メモリ・・・メモリは容量で書いてある。
4GBや8GBなど - ストレージ・・・ストレージやSSDと書いてある。
容量は256GBや512GB、1TBなど
CPU、メモリ、ストレージの說明
CPU、メモリ、ストレージについて、それぞれのパーツがどのような役割をしているかを説明します。
CPU(シーピーユー)はパソコンの頭脳
CPUはパソコンに、与えられた指示を演算するところです。

CPUは「Core i5」「Ryzen 5」などを選べば大丈夫
- CPUは「頭脳」に、例えられます。
- CPUはパソコンの性能を、左右する重要な部品です。
- CPUの価格は、パソコンの価格に大きく影響します。
メモリは作業をする机の広さ
メモリはユーザーからの命令を、一時的に保存するところです。
メモリは作業をする机に例えられます。

メモリの容量は「8GB」あれば余裕がある
- メモリは「机の広さ」に、たとえられます。
- 机が広ければ、一度にたくさんの作業をすることができる。
- つまり、インターネットを見たり、ワードで文章を書いたり複数の仕事をすることができることになる。
ストレージはSSD(エスエスディ)やHDD(ハードディスク・ドライブ)のこと
SSDやHDDは「ストレージ」と呼ばれるパーツ(部品)。
データを長期的に保存するパーツのことです。
ストレージには、SSDとHDDがあります。基本的に新しくパソコンを、購入する時はSSDのパソコンを選びましょう。(起動速度がSSDの方が断然速い)

SSDの容量は「256GB以上」を選べば大丈夫
- ストレージは、「本棚」に例えられます。
- 本棚が広ければ、たくさんのデータを保存することができます。
- 容量を増やしたければ、外付けのSSDを付けることもできます。
メモリ、CPU、ストレージ(SSD)の関係
次の図を見てください。
あなたがパソコンに「5×8を計算して」と命令すると

あなたがパソコンに命令します
- 5×8を計算して
- メモリ・・・あなたの命令を「記憶」します。
CPUに計算するように「命令」をだします。 - CPU・・・計算します。
- 結果をパソコンに表示します。
- SSD・・・保存する
メモリとストレージの違い
メモリ・・・記憶は一時的なもので、パソコンの電源を切れば消えてしまう。
ストレージ・・・保存したものは、「消去」という作業で消さない限り電源を切っても消えない。
という違いがあります。
CPU、メモリ、ストレージのバランスを考える
あなたが「パソコンでどんなことをしたい」としても、パソコンを「できるだけ長期間」使いたいですよね。
パソコンを「長期間」使いたいとしたら、
次のようなスペック(性能)のパソコンを選びましょう。
標準的なスペックのパソコンとは
一般的なパソコン作業を、ストレスなく、スムーズに使える、スペック(性能)をもつパソコンを想定します。
バランスが良い標準的なスペック(性能)のパソコン
CPU | インテル Core i 5 以上 AMD Ryze 5 以上 PassMarkの値が「6000」以上のCPUであること。 |
メモリ | 8GB以上 |
ストレージ | 256GB以上のSSD(HDDだけの構成のパソコンはダメ!) |
インテルのCPU
CPUの性能を見る一つの目安に「PassMark」(パスマーク)スコアがあります。
インテルの「Core i 5 (第10世代以降のCPU)以上」であれば、スコアが「10000」以上あるのでパソコンの動きが「カク」ついたり、止まったりすることはありません。
つまり「第10世代」「第11世代」「第12世代」のCPUを選ぶこと。
インテルのCPUについては、次の記事を参考にしてください。
AMDのCPU
PUの性能を見る一つの目安に「PassMark」(パスマーク)スコアがあります。
AMDの「Ryzen 3 以上」であればスコアが、「10000」以上あるのでパソコンの動きが「カク」ついたり、止まったりすることはありません。
つまり「Ryzen 3」「Ryzen 5」「Ryzen 7」のCPUを選ぶこと。
AMDのCPUについては、次の記事を参考にしてください。
まとめ
パソコンの動きは、「CPU、メモリ、ストレージ」のバランスが重要です。
CPUの性能がずば抜けて良くても、メモリの容量が不足していればパソコンの動きは遅くなります。
メモリやストレージについても同じことがいえます。
重要なことは「CPU、メモリ、ストレージ」のバランスが良くて、価格もそれなりに安いパソコンが良いパソコンです。
標準的なスペックのパソコンとは
一般的なパソコン作業を、ストレスなく、スムーズに使える、スペック(性能)をもつパソコンを想定します。
バランスが良い標準的なスペック(性能)のパソコン
CPU | インテル Core i 5 以上 AMD Ryze 5 以上 PassMarkの値が「6000」以上のCPUであること。 |
メモリ | 8GB以上 |
ストレージ | 256GB以上のSSD(HDDだけの構成のパソコンはダメ!) |
上記のバランスのパソコンを選ぶことで、少なくても「もっと性能の良いパソコンを選べば良かった」という後悔をすることはありません。
